IFRS(国際財務報告基準)対応支援コンサルティング

8. 棚卸資産会計 (低価法、LIFO)

IFRSと日本基準との代表的な差異内容 IFRSでは、棚卸資産の評価方法としての後入先出法は認めていません。また、日本基準において、棚卸資産の評価基準は原価基準が原則とされ、低価基準が容認とされていた点でも大きく異なっていました。
コンバージェンスの方向性 評価方法としての後入先出法は廃止され、評価基準は、原則が低価基準となりました。
対応する基準 棚卸資産の評価に関する基準(企業会計基準第9号)

欧州規制当局委員会により指摘を受けた26のコンバージェンス項目
1. 企業結合(持分プーリング法) 14. 企業結合(少数株主持分の算定方法)
2. 連結の範囲 15. 企業結合(段階取得)
3. 在外子会社の会計基準の統一 16. 保険契約(異常危険準備金)
4. 株式報酬(費用化) 17. 工事契約
5. 企業結合(交換日) 18. 不良債権開示(開示が不十分な場合)
6. 企業結合(取得した研究開発の資産計上) 19. 廃棄費用
7. 企業結合(負ののれん) 20. 年金・退職後給付(退職給付債務の割引率を含む)
8. 棚卸資産会計(低価法、LIFO) 21. 企業結合(外貨建てのれんの換算)
9. 関連会社の会計方針の統一 22. 金融商品の公正価値開示
10. 固定資産の減損テスト(減損の判定) 23. 固定資産の減損会計(減損の戻入)
11. 開発費の資産計上 24. 資産除去債務
12. 農業 25. 投資不動産
13. 株式報酬(新基準で開示が不十分な場合) 26. 金融商品(現行基準の置換え)