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基幹システム海外展開におけるプロジェクトマネジメント

概要

基幹システム共通化を目的としたプロジェクトにおいてマネジメント専任者として参画。13システムを中国の生産拠点2カ所へ導入するための全体計画および推進・管理を実施。

業種:製造業

支援期間:20ヶ月

プロジェクト規模:拠点①:30名、拠点②:50名

体制:

  • マネジメントは以下3名のスモールチームで遂行。
  • 本社内調整を行うクライアント課長
  • 現地生産拠点でマネジメントをメインで実施する弊社コンサルタント
  • 現地生産拠点で生産業務システムの知見を提供する他社コンサルタント

フェーズ:要件定義、設計、開発、テスト、教育、受入テスト、移行、並行稼働、稼働準備、運用定着化

支援内容

  • プロジェクトマネジメント計画策定
  • ベンダー4社と共同で13システムの各フェーズ計画策定や仕様の整合
  • ユーザー側のタスク実行支援
  • 各種プロジェクト管理
  • 本社経営層および現地社長へのマネジメントレポート作成・報告

参考:対象システムは資材在庫・購買管理、購買WF、MRP(材料計画)、MES(製造実行)、海外生産状況管理、出荷管理、財務会計、管理会計、人事管理、勤怠管理、給与計算、他周辺システム。

成果

  • 計画通りシステムおよびデータ移行を完了させ、クライアントは業務を停止することなく予定通りの生産業務を実現。
  • 提案した新旧システムの並行稼働検証の効果により、稼働後2ヶ月間で発生した不具合を10件以下(影響度“小”)に抑えることができた。

プロジェクト成功のポイント

  • 進捗、課題、リスクなどのプロジェクト状況を客観的に把握・分析し、フェーズ毎に経営陣へ報告/提言することでトップダウンによる迅速な意思決定や実行を可能としたこと。
  • プロジェクト特有リスクを考慮し、関係者間で各フェーズ詳細計画の整合を徹底することで下記リスクを排除したこと。
  • 海外組(現地ベンダー、現地ユーザー)と国内組(日本本社、日本ベンダー)との間で言語や商習慣、システム開発の考え方の違い等から認識齟齬や検討漏れが生じるリスク。
  • 製造系システムは複雑に連携されていることにより、一部の遅延や障害が全体進捗に大きく影響するリスク。
  • 稼働後にトラブルが発生した場合、旧システムへの切戻しが出来ず、発注顧客への納品が遅れるリスク。

コンサルタント活用について

プロジェクトでは全体を俯瞰したうえでIT部門、業務部門、複数のベンダーを横断的にリードし、計画、実行(推進/管理)、評価する力が必要となります。
経験豊富なコンサルタントが支援することでプロジェクト品質を高め、成功へと導きます。

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