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社員インタビュー海外経験・再入社を通じて再実感するイージフの魅力とは?

海外経験・再入社を通じて再実感するイージフの魅力とは?

2019/01/21
取材・文:柴田 一美 撮影:柴田 一美

イージフのことをもっと知ってもらうインタビュー企画。
今回のインタビューでは、一度会社を辞めての海外でのチャレンジ・就職したあと、イージフに再入社された佐藤さんに、海外での経験やイージフの魅力について伺っていきたいと思います。
personality
――― 佐藤 友美
明治学院大学文学部英文学科卒業。
Sierで生命保険会社における顧客管理システム開発を経験後、コンサルティング業界に従事する。公社・官庁、医療、金融及び郵便やエネルギー事業など様々な業界への導入プロジェクトにおいて、主にPMOやITアドバイザリーとして参画し、コンサルティングやプロジェクトマネジメントを実施。カナダでの就労経験があり、英語が堪能。グローバルプロジェクトを得意とする。
ご無沙汰しています!何年ぶりでしたっけ?
  • 佐藤 …2016年の2月から休職したので、ほぼ3年ぶりですね。
長いような短いような不思議な感覚です。さて、今回のインタビューでは「女性」、「海外経験」、「イージフの魅力の再認識」の3つをキーワードとして考えております。そもそも、休職の理由がワーキングホリデー(以下ワーホリ)でしたが、ワーホリに行こうと思ったきっかけ・経緯は何だったのでしょうか?
  • 佐藤 …
    幼少期から海外に興味があり、いつか海外留学をしてみたいとずっと思っていました。しかし、学生時代は編入学したこともあり忙しかったため、実現出来ず。社会人になってからもその思いは消えなかったのですが、仕事も楽しくなって、会社を辞めてまで行くのは…と躊躇していました。その結果、留学することを完全に諦めていたのです。
    そんな時に、イージフの先輩社員が1年間休職してワーホリに行くと聞いて、「イージフではそれが出来るんだ!それなら自分も行けるのでは」と思い直したのがきっかけですね。
きっかけは外部にあるとなんとなく思っていたのですが、実は社内だったのですね。ワーホリ先ではどのような仕事をされていましたか?
  • 佐藤 …ワーホリはカナダのトロントにて行ったのですが、知り合いもコネも何も無かったので、現地到着後にゼロから就職活動を始めました。内定を頂いたのは、現地のコンサルティングファームでしたね。
    システム導入プロジェクトにアサインされて、データ移行支援や、テスト計画、テストケースの作成等をしました。その他にも、社内のSalesforceチームの作業支援や、トロントにある日系企業に対する営業活動みたいなことも。
    ただ、全て英語なので、色々と大変ではありました(笑)。
現地到着後!ちなみに、就職活動はどのようにされたのですか?
  • 佐藤 …最初は、現地の主要な転職サイトに登録・沢山(50-100社)応募したのですが、1週間、2週間と待っても1社からも返信が来ず・・・。そこで、別のアプローチに切り替えました。
    カナダは日本よりも人のコネクションで転職するケースが多いことに加えて、私は1年のビザ(ワーホリ)しか持っていなかったので、レジュメの見え方がだいぶ悪かったです。
    でも、日系企業には勤めたくなかったので、現地企業で日本人が働いている会社などにアプローチすれば、もしかしたら可能性があるかもと考えて色々リサーチし、「トロント日本商工会」という団体があることを知りました。商工会はトロントに支社がある日系企業が主なメンバー(駐在員の方とか)なのですが、現地企業も個人メンバーとして商工会に所属できたので、そこをターゲットに1社ずつ調べていきました。そして、会員の中から、副社長が日系カナダ人である現地のコンサルティングファームを見つけて、応募しましたね。

    その会社のウェブサイトも見て、良さそうな会社だったので応募したいと思ったのですが、ウェブサイトに載っている採用アドレスにレジュメを送っても、ビザの問題もあるし、絶対にはじかれると思いました。
    そこで、副社長に直接レジュメを送ってしまおう作戦を思い付き、色々連絡先を探したのですが見つからず。最終的には、ウェブサイト上の採用アドレスから副社長のメールアドレスを予測して、メールにレジュメとカバーレターを添付して送りました。
    なんと数日後に副社長から返信があり、面談に来ていいよとのことだったので、面談して頂きました。
    したがって、最初は転職サイトから沢山応募はしたものの、それ以外に応募&面談をしたのは最終的にこちらの1社だけでした。
「レジュメの見え方が悪い」とは、どのような意味でしょうか?
  • 佐藤 …1年間のビザの人は、有効期限が切れると帰国する可能性が高いので、雇用しても長く勤められないという点で見え方が悪いです。
それはそうですね・・・。企業側からすれば、退職する前提で雇用するわけですからね。面接の内容と、内定までの流れはいかがでしたか?
  • 佐藤 …本来であれば日本と同様、数回面談をするみたいなのですが、(同僚はみんな数回面談したみたいです)私の場合は特殊で、副社長との面談1回のみでした。
    副社長との面談時に、口頭でOKをもらったのですが、日本から来たばかりだし語学の心配とかワーホリで1年だけのビザなので、採用しても1年後働けなくなるリスクがあることをかなり心配されていて、他経営陣を説得してみて、もしOKが出れば正式にオファーするという感じでした。それで1週間後に正式オファーの連絡を貰いました。

    面談の内容についてですが、90%は英語で、後半の10%くらいは日本語で話をしました。質問としては、なぜカナダに来たのか。ワーホリで来たのに何故ガツガツ正社員で働きたいのか。どうやってうちの会社を知ったのか。今までの仕事経験は?どんなことをしてきたのか?入社したら何が出来そうか、何がしたいのか。などなど色々聞かれました。
    面談が終わりそうなところで、いきなり日本語で話してきたので、あっ日本語話せたのだなと驚いたのを覚えています(笑)。
割と日本の中途面接に近い形に思えますね。それでは、ワーホリに行ってみて実際良かったですか?
  • 佐藤 …
    本当に良かったです!海外旅行は好きでよく行っていたのですが、旅行と長期で行くのとでは経験することが全然違います。
    英語力の面でも良かったのですが、海外の異文化を沢山経験できたことが一番良かったですね。カナダは移民がとても多い国なので、色々な国から来た人達、色んな宗教・文化・肌の色・価値観が共存しています。その中で自分はどのような存在なのかを初めて考えさせられ、人間的にも成長した気がしました
    一度自分の国から出て他国を見ることで、視野も広がりますし、価値観も変わりました。また日本と他国の良い所、悪い所なども見えてきます。

    あと、カナダ人はホスピタリティに溢れていて、コミュニケーションが本当に上手です!
    良い意味で肩に力が入っていません。そしてそれは、仕事に対しても非常に活かされているように感じました。
    また、働き方もすごく自由で、WFH(Work From Homeの略で、自宅作業を意味)に対してとても寛容ですし、毎日16時で帰る社員もいます。遅くても18時にはオフィスに誰もいません(笑)。
    働いていないという訳ではなく、それぞれの働きやすい手段で仕事ができる点が非常に魅力的でした
日本も他国も外から見ると景色が全く違いますよね。僕も学生時代にアメリカへ留学した際に非常に実感しました。ちなみに、日本の良い所、悪い所はそれぞれ何と実感されましたか?
  • 佐藤 …真面目で、勤勉で、完璧主義なのが良い所だと思います。日本のインフラやサービスは全て細かく行き届いていますし、仕事に対しても完璧にこなそうというのがスタンダードで、サービスやプロダクト、成果物など、あらゆる点でクオリティーが高いと思います。

    悪い所は、良い所の裏返しになりますが、何事も完璧にやらないといけない、オールマイティーに出来るのが良いとされているような風潮があるかと思います。それが逆に疲れてしまいますね(笑)。あと、日本人は仕事中心の生活を送っている(いた)方が多いと思いますし、まだまだ残業文化が残っていたり、不必要なルールが沢山あったりするので、そこも改善されるべきだと思います。
緩急が大切ですよね。続いて英語力に関して。佐藤さんとは以前、外資系のグローバルPJTでご一緒しておりましたが、別チームだったものの、近くで見ていた限り当時から一定以上の英語力を既にお持ちだった印象です。ご自身的には、英語力はどれほど向上したと感じますか?
  • 佐藤 …ヒアリングやライティング力もアップしたとは思いますが、一番はネイティブが使う言い回しに触れて知ることができたのが良かったですね。
    カナダに行く前は、今まで独学で勉強もしていたし、自分の言いたいことは相手になんとか伝えられるだろうと思っていましたが、それが通じなかったり、同じ意味でもネイティブは別の言い回しをしていたりと、これらの点に気付く感覚を持てたのはすごく良かったです。
ネイティブの言い回しを肌で感じられるのは現地ならではですよね。さて、少しトピックを変えさせて頂きます。ワーホリ終了からイージフ再入社の間に別会社に大手コンサルティングファームにいたと伺いましたが、そちらの会社への入社を決めた理由は何だったのでしょうか。
  • 佐藤 …
    イージフを休職(手続き上は退職)して海外に行ったので、ワーホリ終了後はすぐに復職するつもりだったのですが、以前同じプロジェクトで一緒だった方がその会社で働いていて、誘って頂いたのが入社のきっかけです。
    ずっとその会社にいるイメージは正直浮かばなかったですが、元々大手で一度働いてみるのも良いなと思っていましたし、厳しい環境で頑張ってみるのもありかなと思ったため入社を決断しました。
自分に合っていると分かっているイージフの環境等ではなく、あえてチャレンジング環境を選ばれてみたのですね。前社では、どのような仕事をされていましたか?
  • 佐藤 …前社では、テクノロジーチームに所属し、主にシステム導入プロジェクト管理支援をしていました。公社・官庁のシステム構築WEBアプリケーション開発プロジェクトのPMOや、金融サービス業のグループ会社のITインフラ運用分離プロジェクトの計画策定支援などをしていました。
改めてイージフへの再入社を志望された理由は何だったのでしょう?
  • 佐藤 …ワーホリで休職する前も、イージフで楽しく充実して働いていたのですが、帰国して他社で働いてみて、イージフで働く方が自分に合っていると再認識したからです。大手コンサルティングファームで働くことも良いのですが、全て細かくルールが決められていたり、不必要なルールが多かったり、勤務時間が長かったりと、カナダから帰ってきた私としては、この働き方で本当に良いのだろうかといつも葛藤していましたし。

    勤務時間については、最初に入ったプロジェクトでは毎日0時前後まで働いていました。それこそ、月の作業時間が240〜260hだったため、一度人事に呼び出され指摘を受けたことがあったのですが、現場レベルでは特に何も変わりませんでした。又、予算の関係でどれだけ残業しても勤怠は絶対7時間勤務としか記載出来ないプロジェクトも多々あり、そこまで残業することのないプロジェクトでも、自宅作業をしていたのが実情です。
    グローバル企業でしたが、まだまだ日本の昔からの働き方が染み付いていると思いましたね。
働き方改革が進んでいるとは言え、まだまだそのような事例があるのですね...。話を戻しまして、その他にも何か再入社の理由に繋がる出来事は何かあります?
  • 佐藤 …カナダにいる間も、時々メールを頂いたり、帰国後にも前の上司から食事を誘ってもらったりと、気にかけて頂いていて、非常に嬉しかったです。こちらも再入社の理由の一つですね。
素朴な疑問なのですが、再入社までってどのような流れだったのでしょうか。通常の採用と同様に面接があったのですか?
  • 佐藤 …先程申し上げた上司との食事の際に、もし再入社が可能ならしたいとお伝えしたのですが、すぐに上司が取締役に確認してくださり。食事会から少し経ってOKの連絡を頂きました。その後は再入社時期や給与面の擦り合わせを行ったぐらいなので、面接はしていません。休職して1年後には戻ると言っていたのに帰らない、更には他社を1社挟んだ裏切り者(笑)にもかかわらず、すんなり再入社が決まり、有難いというか、懐が深い、寛容な会社だなと改めて感じました。
[前社やワーホリ先と比較して]改めて再認識したイージフの良い点/魅力は何かありますか?
  • 佐藤 …
    イージフはカジュアルな社員が多いですし、個人の意見や考えを尊重してくれるなど、社内の風通しが良いです。
    また、家庭やプライペートを大事にしている社員が多いので、メリハリを付けて仕事が出来るのも非常に良い点だと思います。そういう意味では、カナダで勤めていた会社に似ている部分があると思います。
確かに、OC(オープンソースコンサルティング部門)のメンバーとのコミュニケーションも活発ですしね。ちなみに、どのような女性が特に合うと思われますか?
  • 佐藤 …そもそも、女性か男性か、という線引きはあまりない気がします。男性・女性ともに、仕事とプライベートの区別をつけたい方、色んなこと挑戦したい方、自由な環境の中で責任を持って仕事を進められる方が合っていると思います。(あとは、ゲームが好きな方、食べるのが好きな方も大歓迎です(笑))
女性だから、男性だからといった考え方自体が無いのが良いということですね。それでは最後に、イージフにおいて今後どのようなキャリアプランを描かれていますか?
  • 佐藤 …今後は、”グローバルPMO”として仕事の幅を広げていきたいですね。
グローバルPMO”を選ぶ理由は何でしょうか?
  • 佐藤 …日本でもグローバルプロジェクトは沢山あるとは思いますし、ITに詳しい人、英語が堪能な人(ネイティブ、帰国子女の方も含め)も沢山いると思います。でも、IT×英語の両方ができる人はまだそこまで多くなく、希少価値があると思っているからです。
英語力とITスキルを備えつつ、国内外のメンバー間の橋渡しプロジェクトを円滑に進められる人材が現状少ないというのは同感です。それこそ、以前ご一緒した外資のグローバルPJTの際にはアメリカ、インド、中国など各国のメンバーがいましたが、それぞれの仕事の仕方・進め方と日本人のそれには相違点があり、上手く進まないシーンを幾度となく目の当たりにしていたので。会社としても積極的にご支援していきたいですね。
  • 佐藤 …あとは、せっかく海外でも就業していたのだから、なるべく英語を忘れないように、使う機会を作っていきたいというのも理由のうちの一つです。多文化メンバーと働くと色々な発見があるので、色んな国の人達と仕事を通じて繋がれたら、きっと楽しいと思いますね。
締めくくりにあたり、転職希望者へのメッセージをお願いします!
  • 佐藤 …イージフには優秀な社員が集まっています。その能力を最大限に出せるように会社が色々とバックアップをしてくれます。社内の風通しも良く、仕事とプライベートのメリハリも付けられるので、仕事がしやすいと環境だと思います。
    私も転職組としてイージフに入社して、一度休職・退職をしましたが、結局まだ戻ってきました(笑)。是非一緒に働けることを楽しみにしています!
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