null Liferay 7.3のリダイレクト管理とフレンドリURL履歴管理について

こんにちは。おおたにです。

 

Webサイトを運用していると、マーケティング上の要請でページの再構成やページURL付け替えを行うことが少なくありません。このような場合、外部サイトからの被リンクが無効になってしまったり、SEO観点でせっかく積み上げてきたランクが落ちてしまったりなど、思わぬ影響が発生することがあります。

今回は、そのような時に役立つリダイレクト管理機能とフレンドリURL履歴管理機能を紹介します。なお、これらはLiferay 7.3の新機能なので、お試しの際はLiferay 7.3以降をインストールしてください。

 

リダイレクト管理機能

リダイレクト管理機能では、サイト内のURLのリダイレクト(301 Moved Permanently, 302 Found)を設定できます。ページ構造を変えたりフレンドリURLを変更した時に、元のURLへのアクセスを特定のページにリダイレクトさせたいようなシチュエーションに役立ちます。

サイトの「設定」→「リダイレクト」で設定されている一覧を確認し、追加/編集/削除することができます。

リダイレクトの設定ではリダイレクト元URL、リダイレクト先URL、リダイレクトの種類(301 or 302)、有効期限を設定できます。無期限でリダイレクトさせたい場合は有効期限を空にします。

404 URLタブでは実際にアクセスのあった存在しないページURLの一覧を確認することができます。対処が必要なURLがあれば、「リダイレクトを作成」からリダイレクト設定を追加します。

ページ構成やURLを見直したいけど検索からの流入を考えるとこのページ/URLはいじれない、などのような悩みを解消してくれる機能です。

 

フレンドリURL履歴管理機能

フレンドリURL履歴管理機能は、その名のとおりページのフレンドリURLを履歴管理する機能です。

ページ設定画面のフレンドリURLの時計アイコンをクリックすると、これまでに設定されていた古いフレンドリURLのリストが表示されます。リストに列挙された古いフレンドリURLにアクセスすると、新しいフレンドリURLに302リダイレクトされます。前述のリダイレクト設定を手動で追加しなくても、自動的にリダイレクトが行われます。

リダイレクトが不要な履歴URLは個別に削除することもでき、古いフレンドリURLを復元することもできます。なお、WebコンテンツのフレンドリURLにはこの履歴管理機能は実装されておらず、ページのフレンドリURLにのみ対応しています。

 

これらの機能により、LiferayがホストするWebサイトをより柔軟に運用できるようになります。皆様も是非これらの機能を試してみてください。

関連記事
feature
feature

RANKING
2021.1.08
2020.12.28
2020.12.01
2020.10.30
2020.12.18