null Liferay DXP 2025.Q1がリリースされました。

こんにちは。おおたにです。

 

今回は、2025年2月にリリースされたLiferay DXP 2025.Q1の新機能や機能改善についていくつかピックアップして紹介します。

 

データセット機能

正式にデータセット機能がリリースされました。データセット機能は、Liferayに関連する複数のソースのデータ(ヘッドレスAPI由来のデータ)を集約してハンドルするため機能です。テーブルを定義し、絞り込みやソート、アクションなどを設定することができます。

利用するためには、コントロールパネル > インスタンス設定 > 機能フラグ > リリース で、ルートオブジェクト定義 (LPD-34594) と データセットマネージャー (LPS-164563) を有効にする必要があります。利用方法については公式ドキュメントData Setsをご確認ください。本機能については別の機会に機能紹介記事を書く予定です。

 

ドキュメントとメディアの変更通知

これまでアセットパブリッシャー等でよく利用されていた変更通知を受け取る機能(サブスクライブ機能)が、ドキュメントとメディアにも実装されました。フォルダやファイルをサブスクライブすると、変更通知を受け取ることができます。

 

フォームコンテナフラグメントでの多言語入力

オブジェクト機能で定義したオブジェクトのフォームをフラグメントで作成する際、言語セレクタを利用した多言語入力ができるようになりました。利用するためには、コントロールパネル > インスタンス設定 > 機能フラグ > リリース で、テキスト入力フラグメントの翻訳サポート (LPD-37927)を有効にする必要があります。詳細は公式ドキュメントTranslating Fields in Form Containersをご参照ください。

 

非公開ページ利用設定の移動

これまで非公開ページを利用するためには システム設定 > リリース機能フラグ で設定を行っていましたが、本バージョンからは インスタンス設定 > 機能フラグ > 廃止予定 > 非公開ページ (LPD-38869) で設定するようになりました。

 

開発系の機能追加・機能改善

管理系画面の見栄えのカスタマイズ

管理系画面の見栄えもTheme CSS / CSS Client Extensionでカスタマイズできるようになりました。くわしくはUsing a Theme CSS Client Extensionをご確認ください。

 

Client Extensionでの言語キーオーバーライド

これまでは、言語キーの追加やオーバーライドのためにカスタムモジュールを使うか設定画面から設定する必要がありましたが、今回新たにClient Extensionでも言語キーの追加やオーバーライドを行えるようになりました。くわしくはLanguage Client Extensionをご参照ください。

 

今回の紹介は以上です。上記の詳細や紹介していないものについてはリリースノートをご確認ください。

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