Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - サイト・ページ管理編 - Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - サイト・ページ管理編 - aegif Labo Blog Liferay
null Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - サイト・ページ管理編
こんにちは。おおたにです。
今回は2023年~2024年あたりのLiferay DXP 四半期毎リリースで追加された新機能のうち、サイト・ページ管理関連のものを紹介します。実際には多数の新機能・機能改善が行われていますが、ここではそのうちのいくつかをピックアップして紹介します。
ページ監査ツールでのページの構成部品の表示パフォーマンスの確認
ページ監査ツール(画面右上の虫眼鏡アイコン)を利用し、ページを構成する部品毎の表示速度やキャッシュ状況などのパフォーマンスを確認したり、パフォーマンス上の懸念がある場合の警告などを確認することができるようになりました。
ページ管理・編集画面の機能改善
編集中ページのロック
編集中のページを自動でロックし、他のユーザが同時に編集できないようになりました。一定時間操作が無い場合には自動的にロックが解除されます。アプリケーションメニュー > コントロールパネル > インスタンス設定 > ページ > ロックされたページ でこの機能をOFFにすることやロック解除までの時間(分)を 設定できます(デフォルトでは自動ロックON、ロック解除5分となっています)
複数ページの一括権限設定
複数のページを一括で権限設定できるようになりました。権限設定を同じように変更したいページが複数ある場合に1つずつ変更する手間が省けます。
コンテンツページ作成時のフラグメント複数選択、コピー/カット/ペースト
ベータ機能ではありますが、コンテンツページ作成時にフラグメントを複数選択できたり、フラグメントのコピー/カット/ペーストを行えるようになりました。利用するためには、機能フラグの データフィールド操作ツールの改善 (LPD-18221)
を有効にする必要があります。
ユーティリティページの機能拡充
ユーティリティページ機能を利用した500エラーページのカスタマイズ
ユーティリティページ機能では、以前より404エラー(Not Found)時に表示するページデザインをカスタマイズできましたが、500エラー(Internal Server Error)時に表示するページデザインもカスタマイズすることができるようになりました。
ユーティリティページ機能を利用した、ログインページ、アカウント作成ページ、パスワード再発行ページのカスタマイズ
ベータ機能ですが、ユーティリティページを利用してログイン系ページのページデザインをカスタマイズできるようになりました。ただし、ログインユーティリティページは、未ログイン状態で非公開ページにアクセスした時に表示されるログインページをカスタマイズするもので、画面右上のログインをクリックした時のポップアップは変化しません。機能フラグの ログインユーティリティページ (LPD-6378)
を有効にすると利用できるようになります。
プロダクトメニューを表示するユーザーの制御
サイトやコンテンツを管理するためのプロダクトメニュー(画面左側に表示されるメニュー)の表示・非表示を明示的に設定できるようになりました。これまでは、ユーザの権限に応じてプロダクトメニュー内の何らかの操作権限があればメニューを表示するという挙動でしたが、指定したロールにしかプロダクトメニューを表示しない(指定されていないロールの場合は、操作権限があってもプロダクトメニューが表示されない)という設定ができるようになりました。サイト設定 > メニューアクセス で設定できます。
XMLサイトマップのカスタマイズ
XMLサイトマップの公開や公開内容についてカスタマイズすることができるようになりました。これまでよりも細かにSEOのための調整を行うことができます。
Webコンテンツストラクチャの繰り返しフィールドのコレクション表示
表示ページテンプレートでコレクション表示フラグメントを使うと、Webコンテンツストラクチャの繰り返しフィールドの値を簡単に一覧表示できるようになりました。くわしくはLiferay LearnのMapping Repeatable Fields to Fragmentsをご参照ください。
フォームフラグメントを利用したマルチステップフォームの作成
オブジェクト機能をバックエンドとして、フォームフラグメントを利用してマルチステップフォームを作成できるようになりました。詳しくはLiferay LearnのUsing Fragments to Build Multi-Step Formsをご参照ください。こちらについては別途紹介するブログ記事を書こうと思います。
今回の紹介は以上です。上記の他にも多数の機能追加/改善が加えられておりますので、是非最新のLiferay DXPをお試しください。