Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - コンテンツ管理編 - Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - コンテンツ管理編 - aegif Labo Blog Liferay
null Liferay DXP の新機能の紹介(2023年~2024年) - コンテンツ管理編
こんにちは。おおたにです。
今回は2023年~2024年あたりのLiferay DXP 四半期毎リリースで追加された新機能のうち、コンテンツ管理関連のものを紹介します。実際には多数の新機能・機能改善が行われていますが、ここではそのうちのいくつかをピックアップして紹介します。
Webコンテンツや画像のAI自動生成機能
ChatGPT統合機能により、Webコンテンツのテキスト記事や画像を自動生成することができるようになりました。詳しくは LiferayでAIを使ってコンテンツ記事や画像を自動生成してみよう をご参照ください。
Webコンテンツ管理画面の機能改善
絞り込み機能の拡充
Webコンテンツ管理画面で、自分のコンテンツ、最近のコンテンツ、タグ・カテゴリによる絞り込みができるようになりました。
ハイライト機能
Webコンテンツ管理画面で、特定のストラクチャのWebコンテンツに素早くアクセスできるハイライト機能が追加されました。ハイライト設定したストラクチャが画面左側のメニューに追加され、そのストラクチャのWebコンテンツ一覧が表示できます。
複数コンテンツの一括権限設定
複数のWebコンテンツを一括で権限設定できるようになりました。権限設定を同じように変更したいWebコンテンツが複数ある場合に1つずつ変更する手間が省けます。
ゲストユーザの閲覧権限の視認性向上
Webコンテンツ管理画面で、Webコンテンツにゲストユーザ(未ログインユーザ)に閲覧権限があるかアイコンで視認できるようになりました。
Webコンテンツ公開時の権限・スケジュール設定
Webコンテンツを公開する時に、公開日時のスケジュールと閲覧権限を設定できるようになりました。これまでもそれぞれWebコンテンツ編集画面の右ペインで設定できましたが、コンテンツ作成者がより分かりやすい形で設定できるようになっています。機能フラグの 権限の管理とコンテンツ公開時のスケジュール設定 (LPD-15596)
をONにすることで利用できるようになります。
Webコンテンツ翻訳機能の改善
Webコンテンツ編集画面では、これまでも翻訳済・未翻訳の言語を確認することができましたが、現在はWebコンテンツのフィールドを未翻訳、翻訳済みなどで絞り込み表示できるようになりました。より効率的にWebコンテンツを翻訳できます。
Webコンテンツ下書きの自動保存
Webコンテンツ編集画面で下書き中のコンテンツが自動保存できるようになりました。作成途中のWebコンテンツをしばらく放置してしまい内容が失われるといったことを防ぐことができます(本ブログもLiferayを利用しているため、筆者もよくやってしまいます…)なお、本機能を利用するためには、機能フラグの Webコンテンツ記事の自動保存 (LPD-11228)
をONにする必要があります。
ドキュメントとメディアの公開開始日時の設定
ドキュメントとメディアでファイルの公開開始日を設定できるようになりました。これまでは有効期限だけしか設定できず、ファイルが即公開されてしまうという問題がありましたが、Webコンテンツと同様の公開管理を行えるようになりました。詳細は、ブログ記事 Liferayのドキュメントとメディアで公開開始日時を指定できるようになりました をご参照ください。
ドキュメントとメディアの表示権限とダウンロード権限の分離
ファイルの権限設定で、ダウンロード権限「ダウンロードする」と表示権限「表示」を個別に設定できるようになりました。表示権限のみを設定すると、ファイルのプレビューやメタデータを確認することはできますが、「ダウンロード」ボタンが表示されずファイルをダウンロードすることができなくなります。
ドキュメントとメディア管理画面の機能改善
絞り込み機能の拡充
ドキュメントとメディアの「絞り込み」機能にタグ、カテゴリ、拡張子での絞り込みが追加されました。「内線」で拡張子による絞り込みができます(翻訳がイケてないですが…)。
プレビュー生成やファイルコピーのサイズ制限
これまでもファイルアップロードのサイズ制限を設定できましたが、現在はプレビュー生成やファイルコピーにもサイズ制限を設定できるようになっています。アプリケーションメニュー > コントロールパネル > インスタンス設定 > ドキュメントとメディア > ドキュメントとメディアのサイズ制限 / ファイルエントリー でインスタンス一律の値を設定することができ、サイト設定からサイト毎の設定を行うこともできます。
ファイルやフォルダの一括コピー
ファイルやフォルダを複数選択して一括コピーできるようになりました。
ゲストユーザの閲覧権限の視認性向上
ドキュメントとメディアで、ドキュメントにゲストユーザ(未ログインユーザ)に閲覧権限があるかアイコンで視認できるようになりました。
タグ機能のケースセンシティブ化(大文字小文字を区別するようになった)
従来のタグ機能は大文字小文字を区別せず、大文字で入力すると自動的に小文字に変換されていましたが、現在は大文字と小文字を区別するようになっています。例えば、「test」と「TEST」は従来は同じタグ「test」として扱われていましたが、現在は別々の2つのタグとして識別されます。
コンテンツのフレンドリURLのアセットタイプ毎の制御
コンテンツのフレンドリURLをアセットタイプごとに異なる形式に設定できるようになりました。また、ブログについてはその記事のカテゴリをフレンドリURLに組み込めるようになりました。機能フラグの アセットタイプの構成可能な URL (LPD-11147)
を有効にすると、インスタンス設定 > SEO > フレンドリURL で設定できるようになります。
今回の紹介は以上です。上記の他にも多数の機能追加/改善が加えられておりますので、是非最新のLiferay DXPをお試しください。