null Liferayのドキュメントとメディアで公開開始日時を指定できるようになりました

こんにちは。おおたにです。

 

今回は、Liferay DXP 2024.Q3以降でドキュメントとメディアで公開開始日時を設定できるようになった件について簡単に紹介します(パチパチ)

これまでも有効期限(公開終了日時)は指定することができましたが、公開開始日時は指定できませんでした。お困りのユーザもいらっしゃったかと思いますが、Liferayをアップデートすることでファイルの公開開始日時を設定できるようになります。

 

機能の有効化

この機能はデフォルトではOFFになっているため、機能を有効化する必要があります。一部の機能は「機能フラグ」という設定で利用のON/OFFを設定できます。なお、機能フラグには「リリース」、「ベータ」、「廃止予定」の3種類があります。「ベータ」はベータ版という位置づけでLiferay社のサポートを受けられない点にはご注意ください。

では、アプリケーションメニュー > コントロールパネル > インスタンス設定 > プラットフォーム > 機能フラグ > リリース を開き、「ドキュメントとメディアの表示日付」を有効にします。

動作確認してみよう

では早速動作確認してみましょう。

1. 適当なサイトにサイト管理者でアクセスし、プロダクトメニュー > コンテンツ > ドキュメントとメディア を開く

2. 新規作成 > ファイルアップロード もしくは 新規作成 > 複数ファイルのアップロード をクリックする。ファイルをアップロードしようとすると、「公開日付」が設定できるようになっていることが確認できます

3. 今回は「ファイルアップロード」で適当なファイルを1つアップロードし、公開日付を10分後程度に設定する

4. ドキュメントとメディアの一覧画面に戻り、先ほどアップロードしたファイルのステータスが「予定済み」となっていることを確認する。「予定済み」は公開が予定されているけど公開日時前、というステータスになります

5. 待っている間にサイトの適当なページにアセットパブリッシャーを配置し、データ取得方法の設定を「動的」、アセットタイプ「ドキュメント」、ドキュメント種類「任意」に設定する(サイト内の全てのドキュメントを表示する設定です)

6. 公開日時前にはアップロードしたファイルがアセットパブリッシャーで表示されないことを確認する

7. 公開日時後にアップロードしたファイルがアセットパブリッシャーで表示されることを確認する

※ もし表示されない場合は、公開日時からさらに15分待って確認してみてください。これは、公開処理がバッチ処理で行われ、デフォルトではその処理間隔が15分に設定されているためです。アプリケーションメニュー > コントロールパネル > システム設定 > ドキュメントとメディア > サービス > チェック間隔 で変更することもできますが、間隔を短くすると負荷が高まる点にはご注意ください。

 

今回の紹介は以上です。Liferay Learnにも本機能の説明が載っていますので確認しつつ是非試してみてください。

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