null Liferay DXPのセッションタイムアウト時間を変更する

こんにちは。おおたにです。

 

Liferayをデフォルト設定のままインストールすると、セッションタイムアウト時間が15分となっており、ちょっと短いなと感じると思います。

今回は、Liferayでセッションタイムアウトの時間を変更するための方法と注意点を紹介します。

 

web.xml(デプロイメント記述子)での設定

2通りのセッションタイムアウト設定方法がありますが、まずはデプロイメント記述子での設定方法を説明します。

設定箇所は<WARデプロイディレクトリ>/WEB-INF/web.xml(Tomcatバンドル版の場合は<LIFERAY_HOME>/tomcat-x.x.xx/webapps/ROOT/WEB-INF/web.xml)で、例えば60分に設定する場合は以下のようにsession-timeoutの値を変更します。

<session-config>
    <session-timeout>60</session-timeout>
    <cookie-config>
        <http-only>true</http-only>
    </cookie-config>
</session-config>

なお、本設定はService PackやFix Pack、Hotfixの適用時に元の値に上書きされてしまうこともあるため、patching-toolを利用した後は念のため設定を確認することをお勧めします。

 

portal-ext.propertiesでの設定

上記設定方法の他に、portal-ext.propertiesで設定する方法もあります。

例えば60分に設定する場合は、<LIFERAY_HOME>/portal-ext.propertiesに以下の設定を追加します。

session.timeout=60

ただし、デプロイメント記述子の設定が優先されるため、両方で設定されている場合には本設定は反映されません。大半のケースでは、デプロイメント記述子にタイムアウト値の設定が存在すると思うので本設定は不要ですが、それが存在しない場合に本設定が必要となります。

 

以上、簡単ではありますがセッションタイムアウトの設定方法と注意点の紹介でした。

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