aegifで活躍する女性からのメッセージ:野口 由美子

野口 由美子Fellow

aegifは自分にとって最適なやり方で仕事できる場だと言えます。
いま私は二人の幼い子どもの育児をしながら仕事をしています。

現実には女性だからこそ直面する悩みや迷いがあると思います
私自身どのように働いていくのか悩みや迷いの連続でした

仕事自体には男性も女性も関係ない、というのが基本ですが、現実には女性だからこそ直面する悩みや迷いがあると思います。私自身、経歴だけを見れば 資格をとって手に職付け、転職しキャリアアップを図りながら順風満帆な人生を送っているように見られるかもしれませんが、実際は私も自分がどのように働い ていくのか、悩みや迷いの連続でした。

仕事と家庭を両立できる働き方があるのではないか
自分にとって仕事とは何だろう

初めて就職した時はaegifのようなベンチャー企業とは全く違う大きな組織に所属していました。新人のころは新しいことが吸収できることが楽し く、仕事が忙しくてもやっていけると思っていました。忙しい時は終電後も帰宅できず休日出勤が続きました。当時から、いまはよくても結婚し家庭を持つように なったらこのような仕事中心の生活は続けられないだろうと考えていました。制度としては産休や育休、フレックス制度なども整っていましたが、実際に利用し ている人は周りにいませんでしたし、利用するとやりがいのある重要な仕事はできなくなるように思えました。当時は漠然と将来ずっと仕事を続けることに不安を持っていました。

また数年経つと、忙しさは相変わらずでしたがなかなかやりがいのある重要な仕事ができず、この組織の中で自分が十分に能力を発揮できるのか疑問を抱くようになっていました。このままの仕事を続けるべきか迷うようになりました。

ずっと迷い続け、結婚するのを一つの転機に転職を決断しました。仕事と家庭を両立できる働き方があるのではないか、他にやりがいのある仕事があるのではないかと思ったのです。自分が求める生活や働き方を別の組織で実現しようと考えました。

周囲に迷惑をかけることも多くあります
それでもメンバーは理解してくれ、サポートしてくれます

現在私は会計士として会計コンサルティングのプロジェクトを担当していますが、セミナーの講師や書籍等の執筆も行なっています。子どもが小さいこともあり、業務上の制約はありますが、手順や日程をこまめに見直しながら、相談を密に行って仕事を進めていくので、かえって効率的に仕事ができるようになったと思 います。とはいえ、フルに働けるわけではないので周囲に迷惑をかけることが多くあります。それでもメンバーは理解してくれ、サポートしてくれます。そのことには深く感謝すると同時に、このような職場の雰囲気を大切にしていきたいと思っています。

育児休暇を2回取得し、職場復帰後も時短勤務や在宅勤務等、いろいろな形態で仕事をしています。今後は大学院で教鞭をとることになり、仕事の幅をさらに広げていきたいと思います。しかしそれだけではなく、今度は私が会社の他のメンバーをサポートできるよう、社内のことにも注力したいとも思っています。仕事と育児の両立は大変なことだと思います。私の家族、会社メンバーの理解やサポートがなければとてもできないでしょう。しかし、そういったいろいろな人た ちとの関わり合いによって私自身、子供、そしてaegifという組織自体も成長していけるのではないかと思います。

aegifは女性でも男性でも関係なく、皆がそれぞれ活躍できる場が提供できることは私自身が身を持って証明できていると思います

ベンチャー企業というと若く、小規模なため組織として不安定なイメージが強いかもしれません。aegifもまだ組織としては未熟です。女性から見れ ば大企業のように色々な制度が充実していないし、女性社員もまだまだ少ない点もマイナスでしょう。しかし、私が出産するにあたり産休、育休制度が整備 できましたし、今後もメンバーのニーズに合わせて色々な制度を作っていきます。いまも役員の間では今度はメンバーの多くが利用できるような福利厚生制度を作 ろうと意見を出し合っています。組織としては未熟でも組織を構成するメンバーはお互いが仕事しやすい環境を作ろうとする気持ちで一致しています。

ここでは組織の中に自分をあてはめるのではなく、自分のやり方で会社に貢献していくことができます。仕事でも 自分の裁量、意見が重要となる場面が多くいままで以上に充実感を感じます。aegifは女性でも男性でも関係なく、皆がそれぞれ活躍できる場が提供できるということは、私自身が身を持って証明できていると思います。

多くの女性は仕事をしながら結婚や出産やその他にも色々な局面で悩むことがあると思います。そんな時に自分の選択肢を狭めたり、自信をなくしたりし てあきらめてしまっては、もったいないと思います。時には思い切った決断も必要となりますが、決して一人だけで悩むことなく時には周囲の人のサポートも受けながら、乗り切ってほしいと思います。そしてそのサポートの一つに私たちaegifもなりたいと考えています。