Alfresco Community Edition 26.1がリリースされました

こんにちは。2026年3月17日にAlfresco Community Edition 26.1がリリースされました。

Alfresco Community Edition 26.1 Release Notes

今回のリリースノートからはBreaking Changesという項目が新設されたのでそちらを紹介していきます。

Solr-based search removed

有償版ではSolrベースのAlfresco Search Servicesはサポート対象外となるため、アップグレード前にElasticsearchベースのSearch Enterpriseに移行する必要があります。Community Editionでは、将来的にはOpenSearch/Elasticsearchを使えるようになる予定ですが、それまでは今まで通りSolrを使えるようです。

Event mechanism v1 disabled by default

v1イベントの配信はデフォルトでは無効化されるため、v1イベントに依存している機能を実装している場合はアップグレードする前にv2イベントモデルに移行する必要があります。

ActiveMQ authentication required

acs-deploymentのREADMEに書かれている通り、alfresco-activemq:6.2.x以降のDockerイメージは認証なしでは起動しなくなります。アップグレード前にActiveMQの認証関連の設定を確認するようにしてください。

Java 21 required

Alfresco Community Edition 26.1はJava 17に代わってJava 21でビルドされた最初のバージョンになります。Supported PlatformsによるとAlfresco Community Edition 26.1ではJava 21とJava 25がサポートされているようです。

インストール方法

以前のリリースと同様、Docker Composeを使って簡単に動作を試してみることができます。以下にDocker Composeを使って試す場合の手法をご説明します。

  1. Alfresco / acs-deploymentのリポジトリをクローンします。
    git clone https://github.com/Alfresco/acs-deployment.git
  2. 26.1リリース時点のタグはv10.3.0ですが、記事執筆時点ではv10.3.2が最新なのでこれをチェックアウトして、docker-composeフォルダに移動します。community-docker-compose.yaml を開き、alfrescoやshareのイメージのバージョンが26.1.0になっていることを確認します。確認できたらコンテナを起動します。
    git checkout v10.3.2
    cd docker-compose
    docker compose -f community-compose.yaml up
  3. コンテナ起動後、Alfresco Shareにアクセスするにはブラウザで http://localhost:8080/share を開き、ID/パスワードに admin/admin を入力しログインします。

     
     
  4. 同様に、Alfresco Content Appにアクセスするにはブラウザで http://localhost:8080/content-app を開き、ID/パスワードに admin/admin を入力しログインします。

     
     
  5. ADF版の管理者ツールであるControl CenterのURLは http://localhost:8080/admin です。ShareやContent Appと同様に admin/admin でログインできます。

少し前まではControl Centerでユーザやグループの編集はできなかったと思いますが、いつの間にかControl Centerでもユーザやグループの作成/編集とサブグループの作成やグループの削除がうまく動作するようになっていました。Control Centerも少しずつ改良されているようです。

 ただ、Shareの管理者コンソールと違ってまだグループのメンバーを管理したりサブグループを追加するといった操作はできないようです。今後のリリースに期待しましょう。

最後に、ActiveMQのコンテナの認証に関して確認した結果を載せておきます。community-compose.yamlを見るとactivemqの環境変数にACTIVEMQ_ADMIN_LOGINACTIVEMQ_ADMIN_PASSWORDがセットされています。

  activemq:
    image: docker.io/alfresco/alfresco-activemq:6.2.1-jre17-rockylinux8
    mem_limit: 1g
    environment:
      - ACTIVEMQ_ADMIN_LOGIN=admin
      - ACTIVEMQ_ADMIN_PASSWORD=admin
    ...

一方、alfrescoのJAVA_OPTSにはmessaging.broker.usernamemessaging.broker.passwordがセットされています。

  alfresco:
    ...
    environment:
      ...
      JAVA_OPTS: >-
        ...
        -Dmessaging.broker.username=admin
        -Dmessaging.broker.password=admin
        ...

試しにこれらの値が一致しなくなるように変更して起動してみると、activemqのコンテナが認証エラーで起動に失敗します。Breaking Changesに書かれていた通り、alfresco-activemq:6.2.x以降のDockerイメージを使う場合はACSとActiveMQの認証が必要であることがわかります。

以上、Alfresco Community Edition 26.1のご紹介でした。Dockerを使えば簡単に試せるのでぜひ使ってみてください。


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