null OOTBee Support ToolsがACS 7.4に対応

こんにちは。以前の記事でJavaScript ConsoleがOOTBee Support Toolsに組み込まれたことをご紹介しました。その時点ではOOTBee Support ToolsがAlfresco Content Services(ACS) 7.4に対応していなかったので1つ前のバージョンの7.3にインストールする方法をご紹介したんですが、2023年10月末に7.4に対応したバージョンがリリースされていたので、SDKで作成した開発環境にインストールする方法をご紹介します。

後述しますが、残念ながら記事執筆時点(2024年1月)の最新版のACS 23.1には対応していないので、23.1で使いたい場合は次のリリースを待つ必要がありそうです(自分で直すという手もありますが...)。

インストール方法

OOTBee Support Tools(特にJavaScript Console)は主にカスタマイズ開発する時に使うことが多いと思うので、SDKで構築した開発環境にインストールする手順をご紹介します。

まずはこちらの記事を参考にSDK4.6で開発環境を作ります。

あとは、ACSとShareのDockerコンテナ起動用のpom.xmlに以下のようにdependencyを追記すれば完了です。

  • {artifactId}-platform-docker/pom.xml のdependenciesに以下のdependencyを追記
    <dependencies>
        ...
        <dependency>
            <groupId>org.orderofthebee.support-tools</groupId>
            <artifactId>support-tools-repo</artifactId>
            <version>1.2.1.0</version>
            <type>amp</type>
            <classifier>amp</classifier>
            <exclusions>
                <exclusion>
                    <groupId>*</groupId>
                    <artifactId>*</artifactId>
                </exclusion>
            </exclusions>
        </dependency>
    </dependencies>
  • {artifactId}-share-docker/pom.xml のdependenciesに以下のdependencyを追記
    <dependencies>
        ...
        <dependency>
            <groupId>org.orderofthebee.support-tools</groupId>
            <artifactId>support-tools-share</artifactId>
            <version>1.2.1.0</version>
            <type>amp</type>
            <classifier>amp</classifier>
            <exclusions>
                <exclusion>
                    <groupId>*</groupId>
                    <artifactId>*</artifactId>
                </exclusion>
            </exclusions>
        </dependency>
    </dependencies>

追記して保存したら、起動用のスクリプトを使用して以下のコマンドでビルドして起動します。

./run.sh build_start

起動したらブラウザで http://localhost:8180/share を開き、adminユーザでログインします(初期パスワードはadmin)。ヘッダのメニューから「管理ツール」を開くと、Share用のOOTBee Support Toolsにアクセスできます。

また、 http://localhost:8080/alfresco/s/admin/ を開き、adminユーザでログインするとACS用のOOTBee Support Toolsにアクセスできます。

以上、SDKで作成した開発環境にOOTBee Support Toolsをインストールする方法をご紹介しました。

前述のとおりOOTBee Support Tools 1.2.1.0はACS 23.1には対応していないのですが、Pull Requestは既に作成されていたので近いうちに23.1に対応したバージョンがリリースされるのではないかと期待しています。

関連記事
customize
customize

RANKING
2020.10.12
2020.11.19
2020.12.23
2020.10.05
2020.11.25