OOTBee Support Toolsの紹介 - Share編 - - OOTBee Support Toolsの紹介 - Share編 - - aegif Labo Blog Alfresco
null OOTBee Support Toolsの紹介 - Share編 -
こんにちは。今回はOOTBee Support Toolsというツールをご紹介します。ちなみに、OOTBeeはAlfrescoのコミュニティメンバーで構成されている Order of the Bee という団体名の略語です。詳しくは以下のサイトを参照していただければと思います。
OOTBee Support ToolsにはShare用のツールとPlatform用のツールがあるのですが、今回はShare用のツールについてご紹介します。
インストール方法
OOTBee Support Toolsを試してみるのに一番簡単なのは、先日ご紹介した alfresco-docker-installer を使用する方法です。こちらの記事の中で、add-onを選択する時に以下のように「Order of the Bee Support Tools 1.0.0.0」を選択するだけでOKです。
? Select the addons to be installed: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert selection, and <enter> to proceed)
◯ Google Docs 3.1.0
◯ JavaScript Console 0.7
❯◉ Order of the Bee Support Tools 1.0.0.0
◯ Share Site Creators 0.0.8
◯ Simple OCR 2.3.1 (for Alfresco 6.x)
◯ Alfresco OCR Transformer 1.0.0 (for Alfresco 7+)
◯ ESign Cert 1.8.2
◯ Edit with LibreOffice in Alfresco Share 0.3.0
ちなみに、上記の表記ではバージョンが1.0.0.0となっていますが、インストールされるのは1.1.0.0なのでご注意ください。alfresco-docker-installerを使わず既に使用中のAlfrescoにインストールしたい場合は、以下のGitHubリポジトリをcloneしてタグ1.1.0.0をチェックアウトし、mvn installでできたJarファイルをデプロイしてください(執筆時点ではmasterブランチでmvn installを行うと、1.2.0.0-SNAPSHOTが作成されます)。
OrderOfTheBee / ootbee-support-tools
あるいは、こちらから1.1.0.0のJarファイルをダウンロードして使っていただければと思います。
使用方法
Alfresco Shareにadminでログインして、ヘッダの「管理ツール」を開くと以下のようの「OOTBee Support Tools」のメニューが追加されています。
以下、各ツールについて簡単にご紹介します。
Dashboard Components
ユーザダッシュボードとサイトダッシュボードのコンポーネント単位で削除できるツールです。条件を入力してフィルタリングすることや、まとめて選択して削除することも可能です。全選択ボタンがないので1つ1つチェックボックスをクリックしないといけないのが難点ですが...。また、ユーザダッシュボードのコンポーネントは後述の「User Dashboards」というツールで初期状態に戻すことができるのですが、サイトダッシュボードのコンポーネントはこのOOTBee Support Toolsで復元することはできないようなのでご注意ください。各サイトでサイトマネージャがサイトダッシュボードの管理画面を開いて元に戻す必要があります。
Log4J Settings
RepositoryとShareのloggerのログレベルを変更したり、新たにloggerを追加したりすることができるツールです。画面の一番上に書かれているとおり、ここでの設定変更は一時的なもので永続化されるわけではありません。
「Tail Share log」(Repositoryタブを開いている時は「Tail Repository log」)をクリックすると現在のログの内容を監視することができるため、ログレベルを変えたり新しいloggerを追加した後に別ウィンドウや別タブでShareを操作しながらログを確認するという使い方ができます。ただ、ログが表示されるまでに少しタイムラグがあるので、普通にサーバを触れる場合は直接ログファイルを見た方が速いです。ブラウザでしかアクセスできない場合に使うのがよいと思います。
「Share log files」(Repositoryタブでは「Repository log files」)をクリックすると、ローテートされたログファイルを個別にダウンロードしたり削除したりすることができます。
User Dashboards
各ユーザのユーザダッシュボードをリセットして初期設定に戻すことができます。こちらもDashboard Componentsと同様にフィルタリングや複数選択からの操作が可能です。
以上、OOTBee Support ToolsのShare用のツールをご紹介しました。次回はPlatform用のツールをご紹介したいと思います。