null Alfresco Community Edition 7.2がリリースされました

こんにちは。2ヶ月くらい経ってしまいましたが2022年3月25日にAlfresco Community Edition 7.2がリリースされました。

Alfresco Community Edition 7.2 Release Notes

上記のリリースノートに「Specific Release Components」として更新された内容がまとめられているんですが、正直なところ目立ったアップデートはないという印象です。クラウドストレージの情報を取得するためのREST APIが追加されたという内容が一番最初に書かれているんですが、Community EditionにはAWS S3やAzure Blobストレージ用のコネクタが提供されていないので使えないはずなんですよね...。将来的にコネクタも提供されるようになるのかはわかりませんが。

7.1の時も機能の追加はなかったので、既存機能の品質を高めることに注力してきたのではないかと推測しています。7.0へのメジャーバージョンアップから7.2までバージョンを重ねてくるとバグもある程度解消されて安心して使える品質になっているのではないかと思うので、その点では意味のあるリリースではないかと思います。

7.0や7.1の時と同様、実際に触って試してみたい方はDocker Composeを使って以下の手順で簡単にコンテナを起動することができます(DockerとDocker Composeは手元の環境に合わせてあらかじめインストールしておいてください)。

まずは以下のリポジトリをクローンします。

Alfresco / acs-deployment

git clone https://github.com/Alfresco/acs-deployment.git

次に、7.2に対応するタグv5.2.0をチェックアウトします。

git checkout v5.2.0

docker-composeフォルダに移動して、community-docker-compose.ymlを使用してコンテナを起動します。

cd docker-compose
docker-compose -f community-docker-compose.yml up

最初は少し時間がかかりますが、コンテナが起動したらブラウザで以下のURLを開き、ID/パスワードにadmin/adminと入力してログインしてください。

http://localhost:8080/share

以上の手順で簡単に試してみることができるので、興味がある方はぜひお試しください。

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